『 お年寄りと本を楽しむコツ講座 』


      

      
松原市民図書館から 「 最近 お年寄りに読む 絵本や紙芝居は ないかとの 問い合わせが よくあります。また 図書館へも 車椅子に乗って ヘルパーさんと一緒に来られるお年寄りも多く見受けられます。図書館としても お年寄りをより理解し また それに係る人の要望にも応えていきたいと思っています 」
    
との 話が届きました。
     
松原市民図書館とは ずいぶん長いお付き合い。ひろばの話も 何度かさせてもらってます。
    
「 お年寄りの方に 本を読むと たくさんの方が こくりこくりと 居眠りなさるでしょ。みなさん 眠いんですよね。だからね 読み聞かせ とは ちょっと違う“ ひろば読み ”  をすると 楽しいですよ。
    
でもね。普通の “ ひろば ” にして 面展台に本を並べたら お年寄りは 椅子から立ち上がるのが めんどうでね。 本が 動かない。
    
だからね  テーブルの上に バサって本を ひろげるの 」
     
と あれこれ話しているうちに じゃあ そこらへんの 話を と なりました。
     
11月30日 ( 木 )  1時~3時 お時間 ご都合つきましら お越し下さい。
     
お年寄りとの ひろばだからこそ 選びたい 本も お伝えしたいと思います。
      
  

絵本に こだわることは ないと思います。


この子は 絵本なんか 読めません。
無理だと思います。
かじるばかりで ちゃんと ページが めくれません。
カタログしか 見ません。
と 聞かされることが よく あります。

知的障害が あるから…? 多動で落ち着きがないから…?

ちょっと 違うと 思います。

知的には 2、3歳 と されていても 体の中の 感性は 別。

ちょっとどころか 絶対 違う。 と 妙な 自信が ついてきました。

広々とした風景写真を 眺めながら 
美味しそうな 料理本を めくりながら 
動物の写真集を 見ながら
たくさんの方々  子どもたちと  うふふ… と 笑いあうことができましたから。

その時 こちらサイドの 感想は 先走りしないでね。

その子が どう 感じ どう 受けとめるか の 時間は 確保してあげてください。

その子の 表情が ゆるりと 変わる その時を 待ってあげてください。

まずは 絵本から と いう 考えも ちょっと 外してみてください。
面白いですよ。楽しいですよ。








普通にね❗️


“ えほんのひろば ” に きた 子どもたちには 皆 同じに 接してね。
と いつも スタッフさんに 伝えてる。

車椅子に 乗ってきた子に 「 よくきてくれたね 」と 過剰な笑顔で 出迎えたら その子は 居心地 悪いと 思うよ。

もし その子に  そう 言いたいなら ほかの子にも 同じに 接して と。

車椅子が 通りやすいように とか の 配慮は いるだろうけど
声かけ 話しかけは 当たり前に。  普通に ね。

その子が 本を 選びかねているのを見て 
「 この本 いいわよ! 」「 これ 面白いよ!」と どんどん 教えていくのも ちょっと 待って。

その子に 選ばせてあげて。

選ぶ お手伝いは いるかもしれないけど   選ぶ。迷う。その  楽しさも 大事にしてあげて。
ああだ。こうだ。の 過剰なおせっかいの 声かけは その子を 疲れさせるよ。

親切も 大事かもしれないけど…。  普通。あたりまえも 大事。
あたりまえの 笑顔で 寄り添ってみて。

話しかけるときは その子に 聞こえるだけの 声でね。

と 伝えています。





障がい の “ がい ” って?


40年以上も 前   “ 手作り絵本 ”  を せっせと作っていたとき の こと。

赤木由子さんに「 大阪の盲学校の 岡田みちと志先生に 連絡するから 盲学校のこども達に 見せてあげて 」と 言われた。

赤木さんは 障がい児を テーマにした 児童文学作品に 熱心に取り組んでいられていた作家さん。

私の手作り絵本は たまたま家にあった 毛糸や布切れを使っていた。それが  盲児にも 理解されるだろうとの 赤木さんの思い。

布の素材を 変えると 指先で 変化は わかるだろう。と あまり 深く考えず  とりあえず 大きな画用紙を半分に 折り曲げたサイズのものを 2冊 届けた。

岡田先生から すぐに 丁寧な返事が 届いた。

「 少し おはなししませんか? 」の お誘いに 盲学校まで 出かけた。

学校へ 足を 踏み入れたら 元気なこども達の声が 響いている。
この子たちの 安全が 保証されている場所では 普通の 子と なんら変わりがない。 と 当たり前のことに 驚いた。

ただ 毛糸と 布を 貼り付けて 文章のない 絵本を どういう 思いで 作っているのか との 質問に
こどもに 完成したものを 届けるのではなく
こどもと 一緒に おはなし作りを する 楽しさを 共有したい。ひとりひとり 話が 違っていいし 日替わりで おはなしができる。そのことを楽しみたいと 伝えた。

興味を示してくださった岡田先生は すぐに こども達に 試してみたい と 返事を くださった。

こども達の 手の サイズは さまざま。
大きな 画面だと 全体が 掴めない。
それならば と 10冊 以上 大小のサイズで作った。

岡田先生が盲学校の幼稚部から 高校生まで 届けてくださり
小学生 中学生が 画面を 手探りしながら 実に 楽しげに おはなしを 作ってくれた。

「 もっと たくさんの 子どもたちに 届けたいですね 」と 満面の笑みで提案してくださった 岡田先生。

もう 40年以上 昔のこと。



赤木由子さんも 岡田みちと志先生も あれから まもなく 60代前半で 亡くなった。

お二人の 年齢を遠に超えてしまった 私。

お二人に 感謝の 気持ちを 伝えるためにも なんとかしたいと 思いつつ 今に至っている。

宿題を 抱えたままの 居ごこちの 悪さ…を 今も 引きずったままで。









ショッピングモールでひろば 



“ えほんのひろば ” を するに あたって 一番大事な ことは “ 選書 ” 

とくに 通りすがりの方の 興味を 引くのに 絵本だけでは 無理があります。

絵本なんか興味ないわ。と 思っていらっしゃる方に 
「 あれ! なんか 面白そう! 」 と 感じてもらう 仕掛けが 必要。

そのときの 笑顔が まわりの人たちに 「 なに? なんか あんの? 」に 繋がります。

子どもたちだけの本に 絞ってしまう のは 問題あり。
子どもにも 幅が あり興味も さまざま。
だから まさか‼️ の 本。写真集が  おとなと 子どもを 繋いでくれ 
「 もう 絵本なんか いらんわ 」と 強がっている 子も 引き込めます。

で  ここで ひととき 過ごして 「 面白かったなあ~ 」 


“ えほんのひろば やってます ”  の アピールも 道行く人々に 遠目からでも きずいてもらうため  絵本の表紙カバーを ぶらさげます。

ロープを 張って 洗濯ハサミで。そうすると 風に 揺れて 絵本が 「 おいで! おいで! 」

今回は 2階の 手すりを 利用しました。


プロフィール

加藤 啓子(かとう けいこ)。

Author:加藤 啓子(かとう けいこ)。
絵本あれこれ研究家?として”えほんのひろば”で”ひろば絵本”を”ひろば読み”とあちこち駆け回っています。

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