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児童発達支援施設などで ひろば  ④  ひろばあるある話

『 ぐう ぐう ぐう 』( 五味太郎 文化出版局 )

表紙を見ながら 「 ぐう ぐう ぐう… 」 これを何度も繰り返す。
そして 扉絵。 流れ星 ひとつ…。静かな夜みたい…。
だから 声をひそめて 「 ぐう ぐう ぐう… 」

最初のページ  “ よるが あけても… ”  少し待っていると 
「 ぐう ぐう ぐう…? 」と こども達が反応。
うんうん と うなずいて もう一度 繰り返す。

“ ともだちが きても… ”   “ こわいのが きても… ”   “ こちょ こちょ されても… ” 
「 ぐう ぐう ぐう 」は こども達の担当。


なんでそうなっているのか… 解説はしない。 どうするのかの 説明もしない。

こども達自身が 絵を読みながら ゆっくりだけど わかっていったりするから…。

今、それがなんでか 理解できていなくても…  まあ ええやん
このリズムで遊べるし… と ひろばでよく使う本。

でも、この本、読んでいて ほんとに寝てしまう子がいる。ひろば “ あるある話 ”










五味太郎さんは 読者が 参加できる スペースをたくさん残してくださっている。
だから 急いで読んでしまうのは もったいない。

声をひそめて読んでいると 「 そうか~ 」「 そうかもね~ 」の発見がたくさん。
みんなで くすくす笑ってしまう。






こしだミカさんが 「 ひろばって 三角関係やね 」って。
“ こども ”  と “ 本 ”  と “ 読み手 ” の 位置のことらしい。

へえっ~  そう?
そういえば ひろば読みするとき… こども達の側に 寄って 読んでるかも…。


児童発達支援施設などで ひろば   ③  時間をかけること




支援施設で ひろばを始めたきっかけは 「 うちの施設のこども達にも ひろばの体験をさせてあげたい… 」という N さんのひとこと。



それまで大阪で企画していたえほん展には 結構いろいろな方が来てくれていた。

会場がショッピングモールなど… 普通に人々が行き来する場所。だから、わざわざではなく ふらっと、気軽に立ち寄れたのだろう。

ひろばスタッフには 支援を受けているこどもを育てている親ごさん、保育士さんが数人いた。

その方々から こども達の特性、公共施設への 行きづらさ などを あれこれ聞いていた。世間話しとして。
そんな積み重ねから 支援のいる子に配慮はしよう…
でも 特別な声かけ 待遇はやめよう。“ ふつう ” にしていよう に 行き着いた。



でも やはり 知らない場所… 人混みの中に出ていくのは… ハードルが高いだろうなぁ~ と思っていたときだったから 
とにかく その子達のところへ出かけていくひろばは こちも願っていたこと と スタート。


しかし こども達のいる施設で設営しても その場へ足を踏み入れられない子がいた。

そうした子を N さんは 無理やり引っぱってはこない。
10冊くらい 見繕って出前。
その子が全く興味を示さなかったとしても 「 今日は 無理やった~ 」と 明るい笑顔で戻ってくる。

同じ施設内でも 部屋が変わると 別ものになる。




例え 衝立1枚隔てたところでも そこから出ていくのが 怖い子もいる。

その時は 彼が受け入れられる距離を保って穏やかに対応。
そうなんだ。この積みあげなんだ… と 学ばせてもらった。

こうして 彼らは 日常でない 変化を 少しずつ受け入れ 本とつきあう経験を重ねていく。


実験的に月1回 からスタートして2年ほど。後は徐々に回数を減らし 今は 年3回。
7年目の今は こども達が設営にも関わってくれている。

もちろん ドタバタのできごともある。
それもありき… が ひろば。






過日 こども達の 運動する部屋で ひろばを設営したら
「 ボクの 大嫌いな本しかない… 」と 言いながらぐるぐる歩き回る子がいた。

5~6周したあと 『 デザインあ 解散! 』(  解散者 岡崎智弘  小学館 ) を 手にした。
ブロッコリーが えのきが 解散…していく。
ランドセルも 地図、電卓も ばらばら…。


翌日もこの本で遊び その後 彼は食べ物の本を 集め そのコーナーを作りあげていた。
『 デザインあ 解散!』も もちろんある。
とうもろこしや キャベツの食材、ぶどう、ラーメンも 登場しているから。







なんだかんだと いいながら その子自身がこんな遊びに繋げていく。

地図の本や レントゲンの本の表紙に 魚の絵。それも選ぶ対象になったみたい。

200冊ほどのひろばに 23冊の食べ物の本… 多いかなぁ と 思っていたが 
これでいいのだ! 

彼のセンスに 拍手!


児童発達支援施設などで ひろば  ②  ひろばの出前







サポートの必要なこども達を ひろばに招いても… わざわざ出かけてくるのは難しい。

予定をしていても 間際になにかがあってスタートができなくなることもある。



それなら こちらから 出かけていこうよ…

その子達のいる場へ…  だったら時間の融通はきく。
こちらも のんびり待っていられる。










周りに 気を使わなくていいから ゆっくり ゆったり。
現場での こども達の笑顔がいい。





とある市立図書館さんが 一昨年に引き続き 市民グループと協働でいろんな施設へ出かけるプランをたててくださった。

図書館へおいで と 呼びかけるだけでなく 図書館から出向いていく。
図書館へ行くのが 難しかったり、ためらっている人達の 元へ…。



でも… コロナ禍で 無理ができない。延期もいたしかたない。
できるときを ひたすら 待つ。


面展台も 本も スタンバイはできているという。


児童発達支援施設など あちこちでひろば  ①  朝ごはん系が 多いって…

「 本好きな子になってほしい 」とは先生方、親さん方から よく聞く言葉。



本が好きでないと言ってる子、思っている子が
本にも いろいろあるってことに  気づいて…  気にいりそうな本に巡り会って…
それから 好きになるかどうか…と 違うのかなぁ。


 “ 年齢に見合った本 ” と いわれる中から選ばれたものを 手渡され… 「 これ おもしろいよ 」と、言われると
「 …いらん 」と 意地をはっているような…気もする。

だって そういう本は “ 本好きの人 ”  が選んでいるから…。
本に馴染めていない子には… ちょっと しんどい…かも。


別に 好きにならなくても そこそこつきあえば と、思ったりもするんやけど…。















ひろばには その場所に 置けるだけの本を持ち込む。
そこへ 段ボール製の面展台でゆるっとした カーブを作り、並べる。

最近は 特に 写真本が 増えている。

例えば 2歳から 高校生 7~8人くらいのクラス別。30分くらいで交代。


みたことのない本が多いから この中を ぐるぐる 歩く子もいる。

スタッフさん、親さん達には 「 こどもが どんな本を選ぶか…。 
それを一緒に読もう と 持ってくるか…。 待っててね 」と、お願い。

「 途中で これ、いや… 。と なってしまっても 全然 構わないからね 」
どれにしようか ゆっくり 迷う… それを楽しんでほしいから。



「 本の中を…散歩…してるの 」という子がいた。
「 食べものの本が多いけど 朝ごはん系が 多い… 」と、感想を述べてくれる子もいた。

なるほど~。改めて見ると そうかもしれん。
お気軽に 作れる料理本がほとんどだから…。

ま、そんな 感じの会話を 楽しむ場が  “ 絵の本ひろば ”



たこ焼き器 発見

台所の棚の奥に たこ焼き器が…。

えっ。こんなんあった…?
こんなんを目にしたら むらむらっ。

食べたい。たこ焼き。今すぐ。関西人やもん。


で、卵1個と 小麦粉 スプーン山盛り2杯。だしの素とお酒と 塩 お醤油少々。水。
たこはない。でも ベーコンと鶏肉はある。天かすもあれば 上等。




何年ぶりやろ~。とろとろの ふわふわのがいいんやけど…




急いだら あかんのよね。待つのよね。うん、香りは上等。




ひさびさにしては ええ具合かも。
とろとろ具合は かんぺきかも。でも ちょっと…塩からかった。残念…。




明日もっぺん チャレンジしよう! いろいろ しよう!
たこ焼き器は たこ焼き 焼くだけのものではない と ひろばの本で 笑わせてもらってたし ね。

でも、この たこ焼き器 いつからあったんやろ…



プロフィール

加藤 啓子(かとう けいこ)。

Author:加藤 啓子(かとう けいこ)。
絵本あれこれ研究家?として”えほんのひろば”で”ひろば絵本”を”ひろば読み”とあちこち駆け回っています。

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