自閉っ子と 『はらぺこあおむし』

我が家の自閉っ子が 『はらぺこあおむし』(偕成社)を 好きなったきっかけは 保育所の先生に読んでもらったこと。
自宅の本棚に この本を見つけて にっこり。

「いっしょに読もう!」と、膝に抱く。 ページをめくるのは 当人まかせ。文章の途中で めくったら 即 そのページの文章を読む。

絵本を読み始める頃、ちゃんと 読むことに気を取られていたら 窮屈。こちらも疲れる。… 自閉っ子だから…ではなく どの子もそう。だって、ふたりっきりの絵本タイム。

こどもが自分の指先でページをめくり 場面が展開したら 「うわぁ~」の 思いは倍増。本の内容より、こういうときはこっちのほうが優先。

だって こどもたちは 絵本を読むことより 「なにこれぇ~!」「すごい~!」「おもしろい~!」の 時間を誰かと共有するのが 嬉しいし 自分のペースに添って 生の声をきけるのが 嬉しいはず。

最後にあおむしが、ちょうちょに なったページ。 孫は本を手に ひらひら。
先生が そんなふうに してくれたのを いま 私に見せてくれてるんだ。これっていいなの思い出。

いま 我が家のはらぺこあおむしは 孫に こねくりまわされながら 居候の身をわきまえて 食事しています。

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絵を読むこと

絵よりも字が好きだった幼い日を経て、最初に産んだ息子は お話を耳で楽しむ子でした。 
黙って聞き入る息子との絵本タイムを過ごして数年。
次に生まれた娘は「絵を読む」こどもでした。 
まっすぐに絵を読み、絵から見つけた発見を話し続ける娘と絵本を読むことで、
頭で絵を読んでいた自分から、少しづつ自由になれた気がします。
自分のスピードでページをめくるってとっても大事なことだと思います。

居候さんのあおむしさんは元気に食べてますか?
もりもりもりもり いっぱいいろんなものが食べられるあおむしさんで自分もいたいかも・・
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プロフィール

加藤 啓子(かとう けいこ)。

Author:加藤 啓子(かとう けいこ)。
絵本あれこれ研究家?として”えほんのひろば”で”ひろば絵本”を”ひろば読み”とあちこち駆け回っています。

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