障がい の “ がい ” って?


40年以上も 前   “ 手作り絵本 ”  を せっせと作っていたとき の こと。

赤木由子さんに「 大阪の盲学校の 岡田みちと志先生に 連絡するから 盲学校のこども達に 見せてあげて 」と 言われた。

赤木さんは 障がい児を テーマにした 児童文学作品に 熱心に取り組んでいられていた作家さん。

私の手作り絵本は たまたま家にあった 毛糸や布切れを使っていた。それが  盲児にも 理解されるだろうとの 赤木さんの思い。

布の素材を 変えると 指先で 変化は わかるだろう。と あまり 深く考えず  とりあえず 大きな画用紙を半分に 折り曲げたサイズのものを 2冊 届けた。

岡田先生から すぐに 丁寧な返事が 届いた。

「 少し おはなししませんか? 」の お誘いに 盲学校まで 出かけた。

学校へ 足を 踏み入れたら 元気なこども達の声が 響いている。
この子たちの 安全が 保証されている場所では 普通の 子と なんら変わりがない。 と 当たり前のことに 驚いた。

ただ 毛糸と 布を 貼り付けて 文章のない 絵本を どういう 思いで 作っているのか との 質問に
こどもに 完成したものを 届けるのではなく
こどもと 一緒に おはなし作りを する 楽しさを 共有したい。ひとりひとり 話が 違っていいし 日替わりで おはなしができる。そのことを楽しみたいと 伝えた。

興味を示してくださった岡田先生は すぐに こども達に 試してみたい と 返事を くださった。

こども達の 手の サイズは さまざま。
大きな 画面だと 全体が 掴めない。
それならば と 10冊 以上 大小のサイズで作った。

岡田先生が盲学校の幼稚部から 高校生まで 届けてくださり
小学生 中学生が 画面を 手探りしながら 実に 楽しげに おはなしを 作ってくれた。

「 もっと たくさんの 子どもたちに 届けたいですね 」と 満面の笑みで提案してくださった 岡田先生。

もう 40年以上 昔のこと。



赤木由子さんも 岡田みちと志先生も あれから まもなく 60代前半で 亡くなった。

お二人の 年齢を遠に超えてしまった 私。

お二人に 感謝の 気持ちを 伝えるためにも なんとかしたいと 思いつつ 今に至っている。

宿題を 抱えたままの 居ごこちの 悪さ…を 今も 引きずったままで。









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プロフィール

加藤 啓子(かとう けいこ)。

Author:加藤 啓子(かとう けいこ)。
絵本あれこれ研究家?として”えほんのひろば”で”ひろば絵本”を”ひろば読み”とあちこち駆け回っています。

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