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 絵本の 絵を むさぼり読む。



保育所の 4歳さんと 5歳さん。
20人から 30人の クラスごと 20分交代の ひろば。

ここでは もう 何度も ひろばは 経験しているけど 全体的に まだ 馴染めてない 感じ。

まあ。ぼちぼち でいい。
みんながみんな 絵本好き ひろば好きに ならなくてもいいし 
その子なりに 時間を かければいい。と 思っていた。

基本 ひろばは 自由だけど はじめに 読み聞かせのスタイルで  “ ひろば読み ” を することがある。

“ ひろば読み ” とは  静かにして聞くのとは ちょっと違う。 自由に 声を出しても構わない。

その日は 『 アリのさんぽ 』を 手に 子どもたちを 入り口で待ち構えていた。
 表紙を 見せながら。

私は 極力 小さな声で  「 アリさん 散歩に いかはんねんて 」と言いながら ばらばらと入ってくる子どもたちを 部屋の真ん中まで 誘導する。
ページを めくる。

「 うわぁっ! 」「 デカっ! 」「 おっき!」
と  声が上がる。



「 そしたら な  」で ページをめくる。



「 バッタや! 」「 すごい バッタや 」
子どもたちは 絵に 釘ずけ。

「 うん。 バッタに あわはってん 」先ほどより もっと 小さな声で 言う。
文章は 読まない。子どもが 絵を むさぼり見てるのを邪魔でけへん。

むさぼり見てる姿に 私は 見ほれてた。
そんな感じ。

「 次に あわはったんは … 」で じらす。
「 誰? 」「 誰に あわはんの? 」また 黙ったまま じっとしている。

20人以上の子ども達の 期待が じわっ~と ひとつに なって  高まっている。

ザリガニが ハサミを 振り上げてる 姿を見て 「うわぁ~! 」
タコ や イカ ゾウの 姿に ますます 目を輝かす。

文章は 読まなかったけど 子ども達は じつに 深く絵を読んだ。

その後
子ども達は 今までどうり いや これまでより ひろばを たのしんでいた。

わたし達も 楽しかった。

( 絵本本文の絵は 作者 “ こしだミカさん ” の 許可を得て 掲載しました)

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プロフィール

加藤 啓子(かとう けいこ)。

Author:加藤 啓子(かとう けいこ)。
絵本あれこれ研究家?として”えほんのひろば”で”ひろば絵本”を”ひろば読み”とあちこち駆け回っています。

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