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えほんのひろば スタッフさんレポート

小学校での “ えほんのひろば ” は 1クラス1時限の単位で子どもたちが 入ってきます。中休みも 昼休みも 子どもたちが ワラワラと集まってくるので スタッフさん達と ゆっくり話す時間も 取れません。

お昼ご飯を ほうばりながら あれこれ 情報交換。

A さんは 枚方市で 長年 読み聞かせの ボランティアを 続けていらっしゃるベテランさん。
「えほんのひろば が 楽しくて 楽しくて!」 と 目を輝かせ
とても面白く おはなししてくださったので
ねえ。そのことを 書いてみて。 と お願いしてしまいました。







今回の写真は 子どもたちだけですが ここに ボランティアさんが 混ざっています。

以下 A さんの レポートです。



えほんのひろばは読み聞かせと違うって言うけれど、何が違うの?


わたしは、長年、おはなし会で絵本の読み聞かせをして来ました。初めて“えほんのひろば”に参加させてもらった時、「なんで、読み継がれた、良い絵本が並んでいないの?せっかく、子どもたちが集まっているのだから、みんなで楽しめる読み聞かせの絵本を読んであげよう!」と、自ら持って行った絵本を取り出して、“えほんのひろば”の片隅で、子どもを集めて読み聞かせをしました。その時は、“えほんのひろば”に並んでいる絵本は、子ども向けではない本もあるなぁ。これ(写真集)って、小さい子向けじゃないよな。って思いました。
 
それから、何年か後に、他所の小学校で開かれる“えほんのひろば”に参加させてもらいました。その学校のボランティアグループの方が“えほんのひろば”に参加するボランティアの心得などを説明してくれました。
・ボランティアは子どもたちに読み聞かせはしない
・ニコニコと子どもたちのそばに居て子どもがみずから選ぶのを見守る
子どものそばに居るだけという事に、ボランティアとして、何かしてあげないといけないんじゃないか、読んであげて関わるのがボランティアなのに、何をしたらいいのかと思いつつも、子どもたちのそばをウロウロとしていました。
 
すると、あちこちで、自由に自分で選んで、絵本を取り囲む輪が出来ていました。わたしも、首を突っ込んで、仲間に入れてもらいました。すると、読み聞かせの時とは違う、子どもの姿が見られました。読み聞かせは、ボランティアがガイドさんになって絵本の世界を道案内しますが、“えほんのひろば”では、誰にもガイドしてもらわずに子どもが自分で好きな道を選んで歩いているみたいです。だから、自分が見つけた面白いモン(絵本)を、他の人に教えたくなって、「これ見て見て、ほら!」と言いたくなります。
今まで、ボランティアは子どもより絵本の事を熟知していて、読みこなしていなければならない人だと思っていたのですが、“えほんのひろば”では、逆なんだとおもいました。
 
しかし、今まで読み聞かせを大切にしてきた私は、ひろばの読み方は、これでいいの?と驚きました。読み聞かせの場合は、お話を読み始めたら、途中で自分の言葉を挟まずに最後まで読む。子どもたちが何か言おうとしても、うなずくくらいで、そのまま読み進める。また、ページをめくっても、何度も元に戻ったりはしない。そのルールというか、読み聞かせでは良いとされている方法は“えほんのひろば”ではお構いなしです。
 
でも、子どもたちは、ほんとに好きなように絵本を楽しんでいるのが、どんどんわかってきました。自分で見つける喜び。年齢やジャンルなんか子どもたちにとっては、関係のない事。“えほんのひろば”には、どんな読み方をしても、楽しい絵本が並んでいるので、どんどん開いてみてるうちに30分くらいあっと言う間に経ってしまいます。
それからは、“えほんのひろば”では、自分もその場を楽しむようにして、子どもの発見や楽しさを共感するだけでいいんだと思うようになりました。
 
ある時、“えほんのひろば”で、3年生の男の子が、写真集を熱心に見ていました。わたしは、ちょっと離れて、なんとなくそちらに顔を向けていると、その子が写真集から顔を上げて、まわりをキョロキョロとみて、私と目が合うと、「これすごいで!」と寄って来ました。「どれどれ?」とわたしもそばに寄ると、それから、2人で一緒になって「すご~い!面白~い!ナニこれ~!」って。いろんな話が弾みました。
 
大人ってつい、何か子どもにしてあげたい、教えてあげたいと思うがあまりに、知ってることを言いたくなります。でも、ほんとは、子どもの方こそ、いっぱい、面白い事や知ってることを心の中に持っているんだと思いました。自らすくすくと伸びていく子どもの力を、出させてあげるのも、“えほんのひろば”で出来るのではないかとおもいました。
 

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プロフィール

加藤 啓子(かとう けいこ)。

Author:加藤 啓子(かとう けいこ)。
絵本あれこれ研究家?として”えほんのひろば”で”ひろば絵本”を”ひろば読み”とあちこち駆け回っています。

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