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絵の本いろいろ  10  お年寄りが 喜ぶ本



『 おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん 』( 長谷川義史  BL出版 )

2000年の夏。 本屋さんで この本に 出会ったとき 「 うわぁ~ ! 」と 声をあげてしまった。

猫と でんでん虫を 連れた男の子が ひいおじいちゃんから ひいひいおじいちゃん。ひいひいひいおじいちゃんを 訪ねていって 「 こんにちは 」
それから 「 ひいひいひいおじいちゃんの ひいひいひいひいおじいちゃんは どんな ひと? 」と尋ねていく。

見開き画面いっぱいに ひいひいひいひいひいひいひいひいひいひい… が 連なって 
最後に 「 ぼくは… だれの おじいちゃんに なるのかなあ… 。」

連続した全ての 2画面にある 物語。

人間だけと違う。魚も…  木も…  町も…  みんな 繋がっている。
そのことを 一切 文で 語っていない。

 命の  “ い  ” の字も 使っていない。全部 絵。

これが 絵の本 と 抱きしめ あちこちで 読みまくった。

2年生の 男の子は 「 まず 父ちゃんに ならななあ… 」 と 呟き
5年生は 表紙カバーの 折り込み部分に描かれた くるくるの 絵をみて「 へその緒で 繋がってる 」 「 違う! DNAや!」と 叫んだ。

中学2年生の 女の子は ひいひいひいひいひいひいひいひいの ページで 「 私が 今 ここに居るんは 奇跡やん…  」





『 だじゃれ日本一周 』( 長谷川義史  理論社 )を 小学生に 届けると だじゃれだけを たどっていく。

人生経験を積んだ お年寄りに 
「 じ~っくり 絵を読んでくださいね~ 」と 言葉を添えて手渡すと
「 おおっ !」と 声があげる。

各都道府県の 産地名産 名所 名跡 伝説 昔話が てんこもり。

水戸黄門に 松尾芭蕉。巌流島の合戦。野猿。坊ちゃん。花笠音頭。
神奈川県には サザン。和歌山県には 加山雄三。も。

大阪府では グリコのおっちゃんが たこ焼きを焼いている。ビリケンさんに 吉本新喜劇。片手 片足だけの くいだおれ太郎。なんでやねん の フレーズも。こどもたちも これくらいは わかるが 通天閣の キダタロー。 造幣局の通り抜け と なると ちょっと 難しいみたい。

ちなみに 大阪府のたこ焼きと 兵庫県の たこ焼きが 違う。

とにかく 絵を読み始めたら だじゃれ そっちのけで 盛り上がる。

Comment

お年寄り

そうなんです。だじゃれ日本一周を一人のお年寄りが沈黙でじっと見ておられます。なにを思っているのかなにを見ているのか聞きたいですが私も黙ってお年寄りの姿や表情をチラチラ見ています。あー知りたい聞きたい、あかんあかん。じっと本を見ていることが答えと思って野次馬をこらえています笑
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プロフィール

加藤 啓子(かとう けいこ)。

Author:加藤 啓子(かとう けいこ)。
絵本あれこれ研究家?として”えほんのひろば”で”ひろば絵本”を”ひろば読み”とあちこち駆け回っています。

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