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退屈やった トナカイさん。




『 トトトの トナカイさん 』( 長谷川義史  ブロンズ新社 )
この本も 高学年との ひろば読みに おすすめ。

“  トナカイさんです。
トナカイさんは たいくつです。 ふゆの あのひ いがいはね… ”
結構 小さな声で読み出して ここで  ストップ。

「 えっ? 」
「 えっ??? 」
と 子ども達。 しばしの “ 間 ”  が あって

「 ああ~っ  そういうことね! 」
「 えっ? どういうこと?」
「 そやから 冬の あの時 以外は ヒマやねん 」
「 ああ~ 」
「 そうか~ ! 」

じわじわっと 解ってきて みんな めちゃくちゃ ええ顔して笑う。


しかたがないから ひとりで しりとりをする トナカイさん。
積極的に友だちに 声をかける タイプではないらしい。

そこへ やってきた イノシシさん。
突然 向こうから来るねんもん びっくりの トナカイさん。
でも よかったやん。 イノシシさん 来てくれたやん。

それから  “ シ、シ、シ、シ、シ ”
「 つぎ 誰が来ると思う? 」
また 小さな声で 尋ねると

「 えっ? シ… シ… シ やったら… 」
「 シロクマ!」「 シマリス!」「 シシトウ!」
「 シシトウ…。それはないと 思うわ… 」

「 シマウマ!」
誰かが 言った 途端に
「 あたり‼️ 」と 声をかけて ページをめくる。
「 おおっ!」

子ども達に 「 つぎは  当てるぞ!」  の スイッチが 入る。


トナカイさんは 誰かを 誘ったわけではない。
けど、なんかしら 次々 誰かが やってくる。
ええなぁ~ この関係。




次は誰が来てくれるのか 覚えていなくても 大丈夫。
ページの隅をめくって カンニングしたら いい

でも ちょっとだけにせんと つぎのページの絵が 透けて見えるからね。
ま。それも愛嬌やけどね。



間を 取れば 子ども達は 絵を読み 空気を読む。

ひろば読みの コツは 小さな声で読んで あとは 黙って ニコニコしとくこと。
これ 結構 難しい…らしい。

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プロフィール

加藤 啓子(かとう けいこ)。

Author:加藤 啓子(かとう けいこ)。
絵本あれこれ研究家?として”えほんのひろば”で”ひろば絵本”を”ひろば読み”とあちこち駆け回っています。

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