えほんのひろば なのに なぜ 料理本?




0 1 2歳  未就園児とその親に向けての講座を と 声がかかる。
「 絵本の読み聞かせの大切さを 語ってください 」との 依頼。

しかし そう 言われると 
「 絵本が なくても 子は育つって 言うよ 」
と 言ってしまう。

わざわざ 申し込みをして講座に出向いていくださったお母さん達に 伝えていることは
「 絵本が 大事ではなくて 身体をくっつけあっている その時間が 大事なんだよ~ 」
「 あんまり 頑張らなくてもいいからね~ 」 
「 キチンと 読まなくても 大丈夫だよ~ 」


どんな小さな集まりでも 100冊ほどの 本を並べる。

その中に 写真集や 料理本を多く混ぜている。

「 絵本講座やと 思てたのに なんで こんな 本 あんの? 」
と お母さん達が 笑う。
「 美味しそう! 」
「 今日 これ 作ろうかな~ 」

お手軽な 料理本に 気軽な会話が弾む。

離乳食が終わりかけの子どもたちが この本に 食いついてくる。
本を近ずけると  「 あ~ん 」と 口を開ける。
そうすると お母さん達も つられて 口を開けて 笑ってる。

ね。

笑う!  笑顔でいる! そのことが 大事なんだからね。

お母さんが 笑ってると 子ども達も 笑ってるよ。


本も 子どもも 読み方もいろいろ 






今 喜多由美子さんが まとめてくれている リストの中に 
“ 写真集 ”  “ 料理本 ” が  しこたま入っている。

なぜ?

子どもたちは 見るから。

子どもたちは おとなが 一旦選んだ本の中からしか 選べていない。
でも 子ども用という 枠を外して手渡してみると こんな具合。

こういう “ 写真集 ”  “ 料理本 ” こそ 子どもたちに どんどん届けたい。
子ども達同士で どんどん 会話が弾むから。



昨日は 幼稚園で ひろば。

ある子が 「 これ 重たいから やめとくわ 」
「 これ ちょうどいいわ 」
と 重量で選んでた。

そうそう! 重たいのんも 薄っぺらいんも おっきいんも  ちっちゃいんも
「 本って いろいろ あんねんな~ 」

そんな 出会いも 面白がってほしい。


ISBN バーコード付きリスト 


昨年 八尾の図書館で “ えほんのひろば ” と その講座を 開催してもらった。

そのとき 司書の 喜多由美子さんが
「 加藤さん! 手書きのリストから検索するの 時間 かかったわ!
こんど うちの図書館で自力で ひろばをするとき
 スムーズにいくよう 一括リスト 作ったよ 」
と おっしゃる。

「 ええっ! それって むちゃくちゃ 手間なことと ちゃうの? 」
「 そんなもん。チョチョイ。また 一からやり直しするより 楽 !楽!!」

そんなことはないと思うけど…。

時々 ひろばを継続してくれている図書館員さんや ボランティアさん から 
「 目新しい 本を 教えて… 」
と 遠慮気味に尋ねられる。

けど その時の気分で選んでいる 本まで リストに控えてはいない。

喜多由美子さんは 
「 この際 一気に  “ 加藤リスト” を作ろ! 
ひろばをするのに 選書は ブレンほうがいい。
集める方は バーコードがあれば 安全確実! 仕事がはかどる!」

と自宅まで パソコン  スキャナー持参で 駆けつけてくれた。

クリアボックスに 入れている中からも 
「 これは どうする? 」
「 いるで!」
「 いらんやろ!」
と 約 800冊分ほどを選んで完成。

「 ボリューム あり過ぎへん? 」
「 プロやったら これくらい 問題ない。一発で 検索かけられるから!」


喜多由美子さんとは 昔々に知り合っていて あれこれやってきた間柄。

彼女は 仕事を終えて 深夜 あるいは 早朝に この作業を整えてくれた。
ありがとう。

今も 東京から 「 プリントアウトした分 郵送したよ 」と 連絡。

日図協 ( 日本図書館協会 ) の 会議があるらしい。
よくもまあ 忙しい中 ありがとう!

データリストは 近日公開。

本日は ひさびさに全面書き換えた 手書きリストの 風景のみ お伝えします。




ひろばは どうして こうなった?




“ えほんのひろば ” が 今の形に なったのは どういう経緯?
と たまに 訊ねられる。


もう 20年ほど前のことになるかな。

当時 若手のバリバリの書店員 T さんと
はちゃめちゃ図書館司書の K さんと 
あれこれ 話し合っていた。


人と本が出会うのに 大切にしたいことは…

 ワクワク ドキドキ できる 空間は…

まさかの出会いの仕掛けは…

テレビの こども番組を みて  こども専門店のあれこれも 訪ねて
ショッピングモールの レイアウトを みて  入り口からの動線を感じて
もちろん 図書館巡りもして
懸命に議論した。


そんな中で巡りあったのが 『 旭山動物園 』

動物を 単に見る。 見せる。 の 関係でない。心が動き。笑顔が生まれる そのための仕掛け 配慮。工夫。

当時の小菅正夫園長。飼育員さんであった 絵本作家の あべ 弘さん。獣医の坂東 元さん。
その著書 関連の記事を片っ端から 読んだ。

そして わたし達がしたい “ えほんのひろば ” が 見えてきた。



また 遊べる本屋『 ヴィレッジ ヴァンガード 』に 足を踏み入れて 驚いた。 

店の真ん中に ビリヤード台。その上に バイク。その周りに 本。

おせっかいでなく  シンプルで笑える “ ポップ ”

その “ ポップ ” が 気になって 神戸の店まで 何度か 足を運んだ。
( 当時 ヴィレッジ ヴァンガード は 今のように あちこちになかったし 神戸のそれが一番気に入っていた )

『 戦争で死んだ兵士のこと 』( 小泉 吉宏  ベネッセ  廃版 )が 長い時期 あの ごちゃごちゃの棚の中で平置きにしてあって 
それを 買い足す口実で 出かけたこともあった。



ほんとに 昔の話。

その後も ひろばを 一緒に作ってきた 仲間
ひろばで出会う ひと達 こども達 から あれこれ教わり 続けている。

一番大事なのは  本の バランス。

つまり “ 選書 ” 


テキトー 。 この程度。の 選書だと こども達は 直ぐに 「 飽きた 」の 合図を出す。

「 本嫌い! 」 「 読書 めんどくさい ! 」と いう子ほど それを 見抜く力を持っている。

そんな子達も含めて 「 うわぁ~! 」 「 へえっ~! 」「 すごいな! 」の 声が あがる空間を大事にしている。





9年目の ひろば 



都島小学校図書ボランティア “ もこもこ ” さんが えほんのひろばを 主催してくださって 9年目。

もう  飽きてきてる と 思いきや
休憩時間 遠い教室からも 駆けてくる。





1年生も 6年生も 混ざってる。

1クラス 1限ずつ の ひろばも しているのだけど それだけでは 足らないらしい。

休憩時間が 終わるチャイムがなると それぞれの教室に 飛んで帰り

また 休憩時間が 始まるチャイムとともに 駆け込んでくる。

年に1度の この ひろば。
絵本 写真集を 囲んで 話が弾み 笑い声が 響く。




プロフィール

加藤 啓子(かとう けいこ)。

Author:加藤 啓子(かとう けいこ)。
絵本あれこれ研究家?として”えほんのひろば”で”ひろば絵本”を”ひろば読み”とあちこち駆け回っています。

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